2019.08.09
脳を衰えさせる2大巨頭は「テレビ」と「スマートフォン」
総務省「2018年通信利用動向調査」によると、世帯におけるスマートフォン(以下スマホ)の所有割合が8割と発表されました。インターネットだけなく、LINEなど SNSも気軽に楽しめるスマホは、今や私たちの生活に仕事になくてはならない存在になってきています。
ここで注意したいのが、利用時間です。2017年総務省情報通信政策研究所の「(平日のテレビ・ネット平均利用時間」を見ると、ネット利用時間が100.4分、テレビ視聴時間が159.4分。10〜20代はネット利用時間が長く、40〜60代以上は、テレビ視聴時間が長いという結果でした。
テレビを見ているときの脳を計測すると、視聴中、主に働いているのが視覚に関わる「後頭葉」と聴覚に関わる「側頭葉」です。脳は、見ること、聞くことばかりに集中して、ものを考える時に働く前頭前野の血流は低下した状態になり、働いていませんでした。
子どもを対象としたデータではありますが、スマホもテレビを見ているときと同じ状態になるということがわかっています。
またある研究では、テレビの視聴時間が長い高齢者ほど認知機能が低くなり、アルツハイマー型認知症のリスクが高くなるということも明らかになりました。
テレビもスマホも、1日1時間くらいの利用であれば大きな問題にならないので、何ごともほどほどにすることが大切です。
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