脳のはなし

脳は「速さ」と「記憶」2方向からの鍛えることが大事

脳の認知機能を向上させるには、前頭前野を鍛えることが大事と言われています。中でも脳トレをすることで高い効果が得られると言われているのが、背外側前頭前野(はいがいそくぜんとうぜんや)です。
背外側前頭前野は、ちょうどおでこの横あたりにある、記憶や学習、判断などの認知機能に関係する領域です。

脳の研究では、勉強や仕事などで集中している時に、この領域の機能が活性化していることがわかっています。背外側前頭前野は、脳の中でも加齢による機能の低下が顕著にあらわれる部位なので、使わなければどんどん衰えていきます。年齢を重ねると情報を処理する速度が落ちたと感じたり、記憶力や集中力が低下したと感じたりするのもこのせいです。

この背外側前頭前野を鍛えるのに有効なのが計算や音読など脳トレです。
ただし、計算や音読をすれば鍛えられるわけではありません。これらに「速さ」と「記憶」を意識してトレーニングをすることが大事なのです。

そして、この2つの方法で背外側前頭前野を鍛え続けることで、より働きやすい脳に変わり、情報処理の速度や記憶とは関係ない、集中力や注意力といった他の認知機能を向上させることがわかってきました。

「速さ」と「記憶」を意識して脳トレに取り組むことで、年齢を重ねることで低下していく脳の働きを取り戻すことは可能です。

脳のイラスト 前頭前野の働き

※ ご自身の脳についてもっと知りたい方は、川島隆太博士監修の「脳のはなし 6日間無料メール講座」の受講をおすすめします。

  • 脳活動と日常生活の関係性
  • 現在脳科学でわかっている事実
  • 効果的な脳の鍛え方

などを6日間にわたってメールでお伝えします。
ご登録はこちらから