脳のはなし

芸術の秋、ぬり絵とデッサンで脳を活性化

前頭前野を活性化させる趣味には、いろいろなものがありますが、絵を描くというのもそのひとつです。けれども、いざ絵を描くとなると、初心者にとっては敷居が高いことも。そこでオススメしたいのが「ぬり絵」です。

大人向けのぬり絵には、四季折々の風景や曼荼羅のような細密画、名画など、細かなものも多く、中高年の女性を中心に一時期大変ブームになりました。

ぬり絵は一見シンプルな行為に見えますが、後頭葉や側頭葉、前頭連合野、前頭葉など広範囲に渡って脳が働いているのです。

細密画ぬり絵イメージ画像

ただし、漫然とぬるだけでは前頭前野を活性化させる効果はなく、活性化させるためにはぬり方が大切なポイントだといいます。

東北大学加齢医学研究所がぬり絵の効果を検証した結果、色鉛筆で単に塗るだけでは個人差があり、必ずしも前頭前野が活性化しているとはいえないことがわかりました。

効果的なぬり絵のポイントは、「色の濃淡や陰影をつけたり、ぼかしたりする」など工夫することなのだそうです。デッサンのように、一本の鉛筆で濃淡などをつけてぬり分けるというテクニックを用いると、さらに脳を活性化させるといいます。つまりより細かな作業が大事だということです。

芸術の秋、童心に帰り、ぬり絵を楽しんでみませんか。

※ ご自身の脳についてもっと知りたい方は、川島隆太博士監修の「脳のはなし 6日間無料メール講座」の受講をおすすめします。

  • 脳活動と日常生活の関係性
  • 現在脳科学でわかっている事実
  • 効果的な脳の鍛え方

などを6日間にわたってメールでお伝えします。
ご登録はこちらから