脳のはなし

もの忘れは、ワーキングメモリーの働きの低下が原因

年齢を重ねると、「やるべき仕事に集中できない」「仕事の処理能力が落ちた」といった場面も出てきます。
その原因のひとつと考えられるのが、前頭前野にあるワーキングメモリーの機能低下です。

ワーキングメモリーは作業するための記憶のことで、脳に一時的に情報を保存しながら処理する働きをします。この容量が大きいほど、的確な判断ができるのです。

例えば、「相手の質問を聞いて覚えて、それに答える」「登場人物を覚えながら読書する」「仕事の内容を把握し、スケジュールを立てる」といった行動はワーキングメモリーの働きです。ワーキングメモリーが働くからこそ、学習をしたり計画を実行したりできるのです。

ただし、ワーキングメモリー はもともと容量が少なく、一度に保存できるのは5~9個程度の情報。しかも加齢やストレス、ネガティブな感情に弱いということです。

ワーキングメモリーの容量をできるだけ保持するためには、たくさんの記憶を脳に一時的にとどめるといった脳トレを行うことです。そのほか、日頃からストレスをためたり、ネガティブな思考に陥ったりしない生活を心がけることが大切だといわれています。

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