脳のはなし

頭の回転を速くする、朝習慣

「頭がいい」と評される人の特徴として、「頭の回転が速い」というのがあります。よどみなく言葉が出てきて会話のテンポがスピーディだったり、斬新なアイデアがどんどん出てきたり。質問に対しても間髪なく、整理された答えを返してくる……そんな人を脳科学的に表すると「脳の回転速度が高い」といいます。

できるならばこの状態をキープする、もしくはどんどん高めていきたいものですが、残念ながら、脳の回転速度など認知機能は20歳をピークに低下することが分かっています。とはいえ、がっかりすることはありません。正確には「何もしなければ低下する」ということです。つまり、脳には「可塑性」があるため、トレーニングすればその能力はいくつになっても向上させることが可能なのです。

 脳の回転速度を高めるトレーニングとしておすすめなのが、「できるだけ早く声に出して文章を読む」ことです。のんびり読んでは効果がありません。とにかく全力で速く読むことで、脳の回転速度が上がることが、科学的に実証されています。
1日に10~15分の音読を行うことで、頭の回転だけでなく、記憶力も20%アップすることも分かっています。

1日のはじまりである朝に音読を行うことで、その一日、処理速度や記憶力が上がった状態で仕事に取り組むことができるので、生産性も高まることでしょう。ぜひ、ニュース記事や本を毎朝、できるだけ速く音読することを習慣にしてください。

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