脳のはなし

「脳が衰える」とは?

脳にはたくさんの機能が備わっています。記憶したり、聞いたり話したり、暑さ・寒さを感じたり、注意を向けたり、体を動かしたり…。
意識のある・なしに関わらずに、人間が生きていく上で必要になることのすべての司令塔が脳なのです。

脳の仕組みは複雑なので、脳をコンピュータに置き換えて説明しましょう。

一般的にコンピュータの基本スペックとして重要視されるものに、処理能力の速さと作業領域の大きさがあります。
私たちの脳もコンピュータと同じで、計算などの処理が早く滞りなく作業できる脳が、ハイスペックの脳=衰え知らずの脳ということができます。

作業領域という言葉がピンとこない人は、作業領域を作業机と考えてください。若い頃はみんな、広い作業机を持っています。資料をいくつも並べて、作業をすいすい進めることができます。けれども、年を重ねるにつれて机はどんどん小さくなります。ノートを広げただけで埋まってしまうような小さな机では、作業はなかなか進みません。処理速度も落ちてきているので、そもそも作業をする気力すら湧いてこないでしょう。

前頭前野の衰えイメージイラスト

脳には、この「作業机の上で、さまざまな情報を処理する働き」を担っている場所があります。それが、脳の「前頭葉」にある「前頭前野」と呼ばれる場所です。

つまり、私たちが「脳が衰える」と言う場合、「前頭前野の働きが衰える」ことを指しているのです。

※ ご自身の脳についてもっと知りたい方は、川島隆太博士監修の「脳のはなし 6日間無料メール講座」の受講をおすすめします。

  • 脳活動と日常生活の関係性
  • 現在脳科学でわかっている事実
  • 効果的な脳の鍛え方

などを6日間にわたってメールでお伝えします。
ご登録はこちらから