脳のはなし

子どもの脳の成長にとって大事な話

生まれたばかりの赤ちゃんの脳の重さは400g。その後、親子のふれあいを通して、言葉や数を学び、4、5歳で大人の約90%の1200gに脳の重さは達します。その後、大人になると1300g〜1400gくらいの重さになります。
脳の重さは、数百億個あるといわれる脳の細胞が増えることはなく、細胞同士がつながる神経線維が成長することで重くなっていくのです。特に前頭前野は、細胞同士がつながりながら20歳くらいまで成長していくと言われています。

神経細胞は千数百億個もあり、その細胞ひとつひとつからいくつもの神経線維が出ています。

子どもの脳は、発達初期に多くの神経回路がつくられています。成長に伴い、使われていない不要な神経線維は除去されていきます。これをシナプスの刈り込みと言います。頻繁に使われ情報量の多い神経線維はどんどん太い束になり、強固な神経回路に成長させることができます。

強化された神経回路は大量の情報を高速で伝達できるので、情報処理能力もさらに早くなるというわけです。神経回路を強固にするためには繰り返し学習して、何度も情報を流して脳を活発に働かせなくはいけません。
こうして20歳くらいまでにいろいろなことを学び、体験していけばどんどん脳は成長し、発達していきます。

もちろん20歳を過ぎると脳が発達しないというわけではありませんが、勉強した分だけ確実に効果が現われるのは、20歳くらいまで。それは、人間の体が20歳の頃まで成長し続け、完成するような仕組みになっているからです。
幼児期、小学校、中学校、高校は、脳が一番発達し、成長する大切な時期ということです。

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