脳のはなし

夫婦のコミュニケーションを円滑にするためにできることは?

テレビ番組「クローズアップ現代」(NHK)で、「脳活動センサー」を使って夫婦の会話を分析し、どんな会話をすると満足度が上がり、夫婦の心の絆が強まるのかという実験が紹介されました。

会話の内容は「きのう何をしていたのか」「相談したいこと」「雑談」「愚痴」「直してほしいこと」の5つ。2人の脳活動の波形の動きが一致するところが多いほど共感していることになり、会話の満足度が高くなります。

6組の夫婦の「背内側前頭前野」の血流を5分間計測した結果、共感する部分が一番多い内容は、「直してほしいこと」でした。一方、「愚痴」や「相談したいこと」に関しては、お互いが共感することが少なく、あまり絆は深まらなかったという結果となりました。

「クローズアップ現代」(NHK)
テレビ番組「クローズアップ現代」(NHK)

「直してほしいこと」というテーマは、言いづらくギクシャクする内容のように思えますが、相手を思いやりながら話しているため、共感が高くなり、心の絆が深まっているのではないかと考えられるそうです。

心の絆を深めるためには、きちんと会話することが、夫婦のコミュニケーションの質を高める第一歩だということです。

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