脳のはなし

イライラや怒りっぽくなるのは、脳の衰えなの?

脳の前頭前野が担う働きは、人間が人間らしくあるためにとても重要な機能ばかりです。そのひとつに怒りやイライラなど衝動的な気持ちを抑制する力があります。

小さな子どもが思いどおりにいかないからと泣いたり、駄々をこねたりするのは、前頭前野の働きがまだ発達していないからです。けれども感情を抑制できないのは、子どもだけではありません。大人も加齢によって脳の機能が低下すると、怒りっぽくなったり、感情を抑制できなくなったりすることがあります。抑制する力は記憶力と同様に、年齢とともに衰えやすいからなのだそう。

重度の認知症の人が家族に暴言を吐いたり、暴力を振るったりすることがあります。これは理解力が著しく低下したためにささいなことでも不安になり、感情を抑制できず、暴力的な行動になるようです。

高齢者ではなくても、ちょっとしたことでイライラしたり、怒りっぽくなったりすると気づいたら、脳の老化のサインと受け止めて、今から脳トレで抑制する力を鍛えることが大切です。

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