脳のはなし

褒め上手になると脳が活性化する

人から褒められた時の脳は、やる気を生み出すドーパミンと幸せな気持ちにさせるセロトニンが脳内を駆け巡り、前頭前野の右側のやる気に関わる部位など、脳の広い領域が活発になることがわかっています。

40~50代の働きざかり世代は、褒められるより褒める機会のほうが多いでしょう。
けれども人を褒めることも、褒められるのと同様に脳を活発にさせる効果があるということがわかっています。

人を褒める時はその人をよく観察する必要があるので、その人のいいところを見つけようと興味を持ってコミュニケーションをとるようになります。いつもよりいい面を見つけようと相手を観察することが前頭前野を含めた脳の領域を活発にさせるのだそう。

また、相手を褒める時は、褒めた人自身の脳内で、ストレスを緩和し幸せな気持ちにさせるホルモン、オキシトシンが分泌され、気持ちが安定するだけでなく、相手に対する信頼感が増すなど気持ちも変えてくれるといいます。

上司としては、部下の成長のために厳しいことを言うのも大切ですが、いいところに目を向けてプラスの感情を込めて伝えるほうが、褒めた相手のやる気を引き出し、さらに自分の脳も活性化できるようです。

ただし、上っ面だけの褒め方では相手の心に響きません。正しく自分のことが理解されていないと思われて、かえって相手の信用をなくすことにもなりかねないので注意しましょう。

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