【事故予防】長距離運転・高速道路
過度な疲労は脳の認知機能の働きを悪くするため、注意力や集中力が低下して交通事故のリスクを高めてしまいます。
そのため、長い距離を運転するときには、「まだ大丈夫」と思っていても、1時間に一度は休憩をとるのがベスト。高齢者運転手の場合は、30分に一度は休憩をとりましょう。疲れを感じる前に休憩を取るのがコツです。

特に、高速道路の運転は、いつもよりも速いスピードで車を操作するため、脳も緊張状態になりやすく、疲労感も強くなります。
精神的に疲れないほどのスピードを一定に保ち、車線変更の回数もなるべく減らすなど、疲れにくい運転を心がけてください。
また雨天や夜間の運転はさらに注意が必要です。疲れている、睡眠不足、久しぶりの長距離運転や高速道路を走る方は、雨天や夜間は避けたほうが賢明でしょう。
そして、サービスエリアごとに休憩を取り、軽く全身をストレッチすると血行が促進されて疲れも取れやすくなります。
もし、少しでも眠気を感じたときにはサービスエリアで30分ほど仮眠をとりましょう。眠気があるまま高速道路を運転するのは、大事故になるリスク大です。
また、事前によく調べて、渋滞しそうな時間帯を避けたり、間違えそうな分岐や下りるインターをしっかり把握しておきましょう。
高速道路では、ちょっとした判断ミスが大きな事故につながりやすいため、事前準備は入念に行うことが重要です。
川島隆太
株式会社NeU取締役 CTO、脳科学研究者