脳のはなし

「やってみたかったことをやってみる」が脳を成長させる

子どものころにやってみたいと思ったけどできなかったこと、行ってみたかったけどなかなか機会がなくていつしか忘れてしまった場所・・・そんなぽっかりとした「やりたかったことの穴」が、誰もがいくつかあるものです。

これを実現の可否は考えずに、一度リストアップして、できそうなことからどんどんチャレンジする。それが、「脳の可塑性」と呼ばれる、加齢とともに成長する能力をどんどん伸ばすことにつながります。

脳は通常、加齢とともに認知能力が低下し、思考と記憶の能力が徐々に衰えます。しかし、それと反比例するように、経験と知識の力は伸びていくことが分かっています。つまり、新しい経験と知識をどんどん積み上げることで、脳はその能力を加齢とともに高めていくことが可能なのです。

実際に、米国老年医学会の2014年の研究によると、絵画やその他の芸術的な活動、楽器の練習、表現的または自伝的な文章の作成や言語の学習などの取り組みを行うことが、老齢者の処理速度や記憶に関する能力の改善につながることが分かりました。

ギターを演奏する人物

ギターやピアノを弾けるようになってみたい。一度、サーフィンをやってみたかった。富士山の頂上まで登ってみたかった。そんな、密かにやってみたかったことにチャレンジすることが、脳を若々しく保つことにつながります。

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