2022.03.01
26分で脳のパフォーマンスを劇的にアップさせる方法
アップル、グーグル、マイクロソフトなどのグローバル企業が、社内での仮眠を推奨していることは有名です。日本では「勤務中に昼寝をするなどとんでもない!」という企業がほとんどですから、驚かれる方も多いのではないでしょうか。
「眠い状態では記憶力、認知機能、注意力や創造力のすべてが衰えるということ。ならば仮眠をとって回復させてから仕事をするほうが生産的」というのは、実に合理的です。
26分の仮眠が脳のパフォーマンスをアップさせる。
これを科学的に明らかにしたのが、NASAの研究でした。同研究によると、26分間の仮眠を行うことで一晩の睡眠と同じ速度で認知機能を回復させることが分かったのです。注意力が54%向上し、職務遂行能力が34%向上することが確認されました。
アメリカの国家運輸安全員会はこの結果をふまえ、夜勤のドライバーにも事故防止のために、仮眠をとることを推奨しています。
日本の企業では、横になって眠ることはまだまだ難しいことでしょう。デスクに座り、しばらく静かに目を閉じるだけでも多少の効果は得られるかもしれません。午後の脳パフォーマンスアップのための習慣として、おすすめします。
参考:https://science.nasa.gov/science-news/science-at-nasa/2005/03jun_naps
川島隆太
株式会社NeU取締役 CTO、脳科学研究者
※ ご自身の脳についてもっと知りたい方は、川島隆太博士監修の「脳のはなし 6日間無料メール講座」の受講をおすすめします。
- 脳活動と日常生活の関係性
- 現在脳科学でわかっている事実
- 効果的な脳の鍛え方
などを6日間にわたってメールでお伝えします。
ご登録はこちらから