脳のはなし

朝に絶対避けるべき、脳のパフォーマンスを下げるある行動とは!?

朝、目覚めた時に、一番に何を考えるでしょうか。

ビジネスパーソンならば、ニュースをチェックしたり、その日一日にやるべきタスクや予定を思い出しながら、出勤の準備をする…という方が多いことでしょう。

このとき、一日の予定を確認しながら「あの人からまた無理なことを言われるかもしれない」「プレゼンで大失敗をしたらどうしよう…」といった、ネガティブな想像をしてしまったら…要注意!
その日は、脳がうまく働かなくなってしまうかもしれません。

アメリカ・ペンシルバニア州立大学が行った研究では、25~65歳の240人を対象に「今日はどれぐらいストレスがかかると思いますか?」と質問し、その日の認知機能のパフォーマンスを評価するという実験を行ったところ、ストレス予測が高いほど認知機能が低下することが確認されました。

つまり、実際とは関係なく、朝にストレスを予測するだけで、脳はそのパフォーマンスを低下させてしまうことが分かったのです。

私たち人間は、頭の中で勝手にまだ起こっていないこと、事実と確認されたわけではないことを妄想して、不安になったり、期待したり、悲しくなったりするものです。

しかし、脳のパフォーマンスアップのためには、朝はストレスに感じる未来予想はなるべく避け、ポジティブなイメージへと思考をもっていくことをおすすめします。

参考:https://academic.oup.com/psychsocgerontology/article/74/1/38/4996223

川島隆太
株式会社NeU取締役 CTO、脳科学研究者

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