脳のはなし

デジタル機器の使用頻度の増加で注意したいデジタル認知症

計算、漢字の変換、地図など、スマホやパソコンさえあれば簡単にできるようになりました。けれども便利さゆえに、そうした機器の使用頻度が高まることでデジタル認知症になる恐れがあるというドイツや韓国の研究報告があります。

デジタル認知症とは、スマホやパソコンなどへの依存によって記憶力、集中力、注意力のほか、言語障害といった認知症に似た症状がでること。脳の発育に影響を及ぼすことから若い人ほど多く、悪化すれば若年性認知症に移行する危険性があるともいわれています。

けれども、スマホやパソコンを使う人が増えたことで、若い人だけでなく、どの年代の人にも、危険性はあるようです。40、50代の働き盛りの人でもスマホなどを長時間使用していれば、脳に悪い影響を及ぼす可能性があるのだそう。
視覚から入った膨大な情報に脳がさらされ続けると、その情報の整理が追いつかず、脳内にどんどん溜まっていくため、脳にストレスを与えてしまうようです。

人の名前が出てこないといったもの忘れや、漢字が書けなくなったり、判断力や意欲が低下したりするようになったら、デジタル認知症までいかないまでも、ストレスで脳が疲労している可能性が高いので注意が必要です。

コロナ禍の影響でリモート会議が増え、スマホやパソコンを使用頻度が高くなり、デジタル機器が手放せない状況になっています。デジタル機器を使用しない時間を積極的につくり、脳を休めるように心がけましょう。

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