脳のはなし

認知機能~20代よりも70代が持つ、より優れた能力とは

物忘れが増えたり、新しいことがなかなか覚えられなくなったり・・・加齢するたびにそんな脳の衰えを実感することが増えてきて「ああ若いころはよかったなあ」と感じるようになるもの。確かに、脳の認知機能のピークを迎えるのは20代。そこから加齢するに従って低下していくことが分かっています。しかし、実は20代、30代を過ぎてさらに70代になるとピークに達する能力もあります。

 それが、「知識力」です。知識(語彙)を問うテストの成績は、20代から年齢が上がるごとに高まり、最大値になるのが、70代であることが分かっています。20代と比べて50年分の知識と経験がある分、それは言われてみれば当たり前に思えますね。

つまり、認知機能が衰えるとはいっても、この知識力で十分にカバーすることは可能ということ。もっと言えば、認知機能を脳トレやハリのある生活を続けることでキープすることができれば、この二つの能力が高いレベルで補い合うことができるので、加齢するにしたがって、脳全体の機能を高め続けることができるというわけです。

認知機能はなるべく速くかんたんな計算をしたり、速読をしたり、読書習慣を持つなどでキープすることが可能です。また、常に新しいチャレンジをしたり、人との会話を楽しみながら情報交換することが知識力の強化につながります。

時代の変化が加速する今だからこそ、その変化を怖がらず、いとわず、自ら楽しんで受け入れていくことで、脳を常にフレッシュにアップデートしていくことにつながるはずです。

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