脳のはなし

子どもの脳に「よい働きかけ」をするには?

みなさんのなかには、ちょうど子育て期の真っ最中という方もいることでしょう。最近は、スマホやタブレットを子どもに見せて、その間に家事をする・・・といった話をよく耳にします。また、公園や電車内で、子どもよりもスマホ画面をずっと眺めている親御さんも珍しくありません。その間に、子どもたちの脳に何が起きているのか、ご存じでしょうか?

例えば、まだ会話もできない乳幼児期。子どもを抱っこしながらずっとスマホを見ているとしたら、要注意です。実は、この頃の赤ちゃんは、お父さんやお母さんの声をしっかり聴き分けており、声をかけられた時に脳が活発に働いていることが分かっています。
親の声を聴き、目を合わせるコミュニケーションを重ねることで、親子間の愛着が形成され、その中で子どもは情動に関わる脳の働きを発達させていくのです。

お母さんんと赤ちゃん

つまり、この頃に親によく声をかけられ、目を合わせてもらった子は、心豊かに育ち、それがなかった子は情動が未発達になる、ということです。

テレビやスマホを過剰に使うことは、こうした親子の触れ合いの時間を妨げることにつながります。そして、その時間の間は、親子ともども、脳が働いていないことになります。家事が忙しいときには多少頼ることもありだと思いますが、そのあとはたっぷりと言葉と目を交わす時間をとり、一緒に遊んだり、会話をして、親子の愛着を育てることをおすすめします。

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