脳のはなし

朝食を毎日食べることが、大学入試にも影響する!

朝ごはんは脳を活発に働かせるためにとても重要ですが、さらに将来、大学入試や就職にまで影響するということをご存知でしょうか。

東北大学加齢医学研究所とスマート・エイジング国際共同研究センターが共同で行った「朝ごはんに関する意識と実態調査」によると、子ども時代に毎日朝ごはんを食べていた人ほど、希望の大学合格と企業に就職していることがわかりました。

この調査は、大学生400人と35歳〜44歳の大卒社会人500人を対象に、朝食の習慣など子ども時代の生活習慣や日常生活と大学入試、ビジネスにおける成功の関係性について調べたものです。

「ほぼ毎日朝ごはんを摂り続けている」大学生の51.3%が第一希望の大学に入学し、「朝ごはんを毎日摂らない」大学生の30.8%の人が第3希望以下の大学へ入学していることがわかりました。

グラフ)第何志望の大学に入学したか

出典)2010年「朝ごはんに関する意識と実態調査」(東北大学加齢医学研究所、 スマート・エイジング国際共同研究センター)

また同様に、入学した大学の学部の偏差値と朝食との関係を調べると、「ほぼ毎日朝ごはんを摂り続けている」大学生の29.1%の人が偏差値65以上の大学へ入学しています。「朝ごはんを毎日摂らない」大学生の29.5%の人は偏差値44以下の大学だったということです。

また、会社員が対象の調査では、「ほぼ毎日朝ごはんを摂り続けている」人の59.4%が第一希望の企業に就職していましたが、「ほぼ毎日朝ごはんを摂っていない」人の28.8%が第3希望以下の会社に就職しているという結果でした。

ただし、中には毎日朝ごはんを食べていても希望の大学合格や企業に就職できていない人もいます。これは毎日朝食を摂っていたとしてもおかずが少なく簡単なものですませていることが関係していると推測されています。

毎日朝ごはんを摂る習慣のある人は、脳や体に必要な栄養をチャージできるので元気に1日をスタートできます。そして、朝ごはんを契機に規則正しい生活を手に入れ、朝から元気に勉強や仕事などに取り組めるなど現在の環境にプラスに影響しているということではないでしょうか。

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