脳のはなし

本を読むとクリエイティビティがアップする!

新しいものをつくる創造力、クリエイティビティはビジネスシーンで求められる力です。そのクリエイティビティが、大人でも伸ばせるという東北大学加齢医学研究所の報告があります。本を読む習慣でクリエイティビティの能力は引き出せるということがわかったのです。

その実験は、企業から「言われたことしかしない社員の創造性(クリエイティビティ)を伸ばして欲しい」という依頼から始まりました。課題は、社員に2冊の文庫本を渡し、1カ月後までに読むというものです。

本を読むイメージ画像

すると、きちんと課題の本を読んだ社員は、クリエイティビティの心理学的テストが見事にアップしましたが、読んでいない社員は横ばいという結果になりました。この実験を通して読書習慣がついた社員は、出された課題以上に本を読む傾向が見られ、テストの伸びが、さらに顕著にあらわれました。

新しいものをつくり出す活動の際は、脳の語彙や言葉を扱う領域と同じ部位が一番よく働きます。イメージを膨らませたり、新しいアイデアを生み出したりする時は、その人の語彙がもとになっているため、読書することでクリエイティビティが上がるのではないかということです。

ちなみに、この実験の課題として渡された本は、小説家・井上靖さんの作品。普段、あまり使わない語彙が多めの少し古い本を読むといいと言います。名作を読んでクリエイティビティを伸ばしてみませんか。

※ ご自身の脳についてもっと知りたい方は、川島隆太博士監修の「脳のはなし 6日間無料メール講座」の受講をおすすめします。

  • 脳活動と日常生活の関係性
  • 現在脳科学でわかっている事実
  • 効果的な脳の鍛え方

などを6日間にわたってメールでお伝えします。
ご登録はこちらから