脳のはなし

楽器演奏で脳を刺激!

楽器演奏者の脳年齢が若いというデータもあるほど、楽器は前頭前野を鍛える効果が高いといいます。また近年、楽器演奏は、認知症の予防効果が高いと注目を集めています。

東北大学加齢医学研究所が、楽器の演奏している時の前頭前野の働きを調べたところ、唯一働かなかったのはカスタネットだけで、そのほかの全ての楽器は活性化することがわかっています。

例えばピアノ演奏をしている脳を調べると、「楽譜を見る」「覚える」「弾く」「聴く」などの作業を同時に繰り返し行うことで、視覚野や前頭前野、頭頂葉、運動野、聴覚野など脳の様ざまな領域がフル回転しているといいます。

ピアノ演奏イメージ画像

一方、カスタネットが働かなかったのは、ピアノなどの楽器に比べて、手指をあまり細かく使わずに単調な動きだからではないかと考えられています。

ちなみに音楽を聴くだけでは、楽器演奏ほど前頭前野を活性化させる効果は望めません。音楽を聴いている時は、どちらかというと脳が休んでいる状態になることが多いからです。音楽を聴くというのは、リラックスさせたり、ストレスを解消したりする効果のほうが高いようです。

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