脳のはなし

睡眠時間が短いほど認知症リスクが高くなる!

よく眠ると頭がすっきりします。これは脳が休んでいるからではなく、眠っている間に、脳の老廃物を輩出しメンテナンスをしているからです。

脳の老廃物は、脳細胞の間に流れる脳脊髄液によって排出されています。
アメリカのロチェスター大学の研究によって、眠っている時の細胞間は通常の60%以上も広がっていて、より早く多くの老廃物が流れていることがわかりました。そしてこの研究では、老廃物の中にアルツハイマー型認知症を引き起こす原因物質アミロイドβも一緒に洗い流されることが発表されたのです。

また、アメリカのワシントン大学の研究では、なかなか眠つけないなど睡眠が安定していない人としっかり眠れている人のアミロイドβの量を比較した結果、睡眠が安定していない人の脳にたまるアミロイドβの量は5.6倍になったという報告があります。

つまり、睡眠が不安定だったり、睡眠不足だったりすると脳にアミロイドβなどの老廃物がたまりやすいということです。

年齢を重ねると眠りが浅く、夜中に目を覚ますことが増えます。この機会に良質な睡眠を確保できるように生活習慣を見直してみませんか。

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