脳のはなし

良質な睡眠をとるためのカギは太陽の光

良質な睡眠と睡眠時間を確保するためにできることには、適度な運動、寝る前3時間前に食事をすませる、過度なアルコール摂取を控える、などといったことがあげられます。

それらにプラスして、取り入れたい生活習慣に、朝起きる時間と寝る時間決め、朝起きた時に太陽の光を浴びるという習慣があります。

人には24~25時間周期の体内時計が備わっています。朝、太陽の光を浴びるとリラックスや幸せな気持ちにさせる神経伝達物質セロトニンが分泌されるため、体内時計がリセットされます。そしてその15〜16時間後に睡眠導入の働きがあるメラトニンが分泌され、眠気が生じるようになっています。

つまり、体内時計は太陽の光でリセットされることで、日中は活動する時間、夜は体を休める時間と切り替わり、夜もしっかり眠れるようになっているのです。

けれども残念ながら、加齢によって体内時計の働きはだんだんと弱まっていきます。これは年齢とともにセロトニンの分泌が減っていくからだと考えられています。

セロトニンは太陽の光を浴びることでどんどん増えることはわかっているので、朝、起きた時や休憩時間の散歩など、日中は積極的に太陽の光を浴びる時間をつくり、体内時計を整える心がけをしましょう。

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