脳のはなし

大人にあった暗記法は「丸暗記」より「つながり暗記」

10代前半とそれ以降では暗記法は変わります。

幼児期から10代前半くらいまでの脳は、ものの名前や情報などをコピー&ペーストするように機械的に暗記することが得意です。けれども10代後半くらいから年齢を重ねるにつれて機械的暗記の能力は低下し、つながり暗記という方法に切り替わっていきます。

10代前半までのような覚え方で必死に暗記して資格試験などに挑もうとして、なかなか覚えられないのは脳の機能と暗記方法があっていないからなのだそうです。

つながり暗記は「連合記憶」と呼ばれ、覚えたいことをすでにある脳内の情報と結びつけて覚える方法のこと。今まで蓄えた脳内にある情報に語呂合わせやイメージなどその記憶と結びつけて覚えるため覚えなければならない情報は激減し、効率的に記憶できるといいます。

また語呂合わせの記憶方法は、脳の聴覚野を刺激したり、文章の意味を理解しようとして言語野を刺激したりするなど、脳の様々な箇所を活発に働かせることから、大人に適している方法だといわれています。

もちろん、語呂合わせや関連づけで記憶をすればいいというわけではなく、その方法で繰り返し覚えることが大事です。繰り返し覚えることで、脳の神経回路が強固となり、記憶を確かなものにしてくれます。

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