脳のはなし

水分摂取で集中力がアップする!?

集中力が続かず、やる気が出ない。頭が重く感じて、何もかもが面倒くさい…。そんな感覚があるとき、もしかしたら体の中が水分不足になっている可能性があります。

2012年、アメリカ・コネチカット大学のローレンス・アームストロング博士が科学雑誌『The Journal of Nutrition』に発表した研究によると、体内の水分量がわずか1.5%減少しただけでも、集中力や学習能力、反応速度などの認知能力テストがマイナスになることが分かりました。

通常、体内の水分量が適正水準の1~2%減少すると、「喉が渇いた」と感じるといいますから、その中間地であるわずかな現象であっても、脳のパフォーマンスに大きく影響してくる…ということです。
また、マイナスの影響は、男性よりも女性のほうが大きく現れることも判明しました。

仕事や学習するときには、のどが渇く前にこまめに水分を補給する。そんな習慣が、パフォーマンスの維持に役立ちそうです。

参考:https://academic.oup.com/jn/article/142/2/382/4743487?login=true

川島隆太
株式会社NeU取締役 CTO、脳科学研究者

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