脳のはなし

脳を活性化させるためには、習慣化したい「速音読」

音読は大脳の約70%の神経細胞を活性化させ、脳機能を高め、認知症予防の効果があることが、東北大学加齢医学研究所の研究で明らかにされました。また、この研究から、早く読む「速音読」が脳をより活性化させることもわかり、働き盛り世代の脳トレとして注目されています。

「速音読」がいいのは、文字を見て記憶しながら声に出し、自分の耳で聞くという行動を一度にこなしながら、速く読むことで脳の回転速度がさらに上がるからです。

「速音読」をする時の題材は、文章にリズム感があり、普段使わない語彙が多い、夏目漱石の「坊ちゃん」や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」などの小説の冒頭の一節を読むのがオススメです。

例えば「坊ちゃん」の冒頭文、「親譲りの無鉄砲で小供(こども)の時から損ばかりしている。~しかし創跡(きずあと)は死ぬまで消えぬ」の数行を声に出して読んでみましょう。

「坊ちゃん」の冒頭文イメージ画像

40、50代は文章を声に出して読むことが、普段ないうえ、読み慣れない語彙が多い文章を早く読むことは難しいかもしれません。けれども2回、3回と繰り返すうちに読むスピードは速くなっていきます。効果を体感するためには、できるだけ同じ時間に行うのがよいようです。

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